自衛隊から転職できる公務員とは?転職成功のコツも紹介します!

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2025.10.31

自衛隊から転職できる公務員には…どんなものがある?

このような疑問にお答えします。

この記事では、「自衛隊から転職できる公務員」について解説します。後半部分では「転職を成功させるコツ」をご紹介しておりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

【目次】
自衛隊から転職できる公務員|そもそも公務員とは?
自衛隊から転職できる公務員|自衛隊から他の公務員に転職するのはあり?
自衛隊から転職できる公務員|自衛隊出身者におすすめの地方公務員5選
自衛隊から転職できる公務員|自衛隊出身者におすすめの国家公務員5選
自衛隊から転職できる公務員|転職を成功させるコツ
自衛隊から転職できる公務員|転職を成功させる自信のない方へ

 

自衛隊から転職できる公務員|そもそも公務員とは?

自衛隊から転職できる公務員|そもそも公務員とは?

公務員とは、国や地方自治体といった公的機関で働き、国民全体の利益のために奉仕する職業です。民間企業の従業員が会社や株主の利益を追求するのに対し、公務員は公共の福祉を第一に考えて職務を遂行します。公務員は大きく分けて、国家公務員と地方公務員の二種類があります。国家公務員は中央省庁や国の出先機関で働き、国全体に関わる政策の立案や実施を担当します(自衛隊員も国家公務員の一種であり、特別職国家公務員に分類されます)。一方、地方公務員は都道府県や市区町村で働き、地域住民に密着したサービスを提供します。なお、公務員には身分保障があり、安定した雇用環境が保証されている反面、営利企業への就職制限や政治的中立性の維持など、一定の制約も課せられています。このように、公務員は社会全体のために働くという高い使命感と責任感が求められる職業なのです。詳しくは「国家公務員や地方公務員の仕事内容、難易度も紹介」をご覧ください。

 

 

自衛隊から転職できる公務員|自衛隊から他の公務員に転職するのはあり?

自衛隊から転職できる公務員|自衛隊から他の公務員に転職するのはあり?

結論を申し上げると、自衛隊から他の公務員への転職は十分に可能です。自衛隊員は、規律正しい組織行動、危機管理能力、リーダーシップ、そして強い責任感を身につけています。これらの資質は、警察官や消防士といった公安系職種はもちろん、一般行政職でも高く評価されます。特に、災害対応や緊急時の対処能力は、地方自治体の防災担当部署などで即戦力として期待されるでしょう。また、自衛隊での経験は、公務員試験の面接でも強みになります。国防という重要な任務に携わってきた実績は、公共のために働くという公務員の本質を深く理解していることの証明となります。さらに、自衛隊在職中に取得した各種資格や専門技能も、転職先での業務に直結する場合が多くあります。自衛隊での貴重な経験を次のキャリアに活かすことは、本人にとっても社会にとっても有意義な選択と言えるでしょう。「自衛隊から他の公務員に転職するのはあり?メリットとデメリット、具体的な方法」でも同様のことを伝えています。

 

 

自衛隊から転職できる公務員|自衛隊出身者におすすめの地方公務員5選

自衛隊から転職できる公務員|自衛隊出身者におすすめの地方公務員5選

自衛隊で培った経験やスキルは、さまざまな地方公務員の職種で活かすことができます。ここでは、自衛隊出身者の強みを最大限に発揮できる「おすすめの地方公務員職」をご紹介します。

 

【自衛隊から転職できる公務員|おすすめの地方公務員1】消防士

自衛隊出身者におすすめの地方公務員1つ目は『消防士』です。消防士は、自衛隊出身者に最も適した転職先の一つです。自衛隊での厳しい訓練で鍛えた体力と精神力は、消防士の過酷な業務に直結します。また、チームワークを重視する組織文化も自衛隊と共通しています。自衛隊から消防士に転職すれば、階級制度や上命下達の精神、規律正しい生活習慣など、自衛隊で当たり前だったことが消防組織でもそのまま通用するため、スムーズに適応できるでしょう。特に災害派遣の経験がある方は、大規模災害時の救助活動で即戦力として期待されます。「自衛隊から転職できる公務員ってどんなのがあるの?」でも同様のことを伝えています。

 

【自衛隊から転職できる公務員|おすすめの地方公務員2】警察官

自衛隊出身者におすすめの地方公務員2つ目は『警察官』です。警察官は、自衛隊出身者にとって非常に相性の良い職種です。国の安全を守る自衛隊と、地域社会の治安を守る警察は、どちらも公共の安全を守るという共通の使命を持っています。この使命感の一致が、転職後のモチベーション維持につながります。また、自衛隊で身につけた体力や武道の技能は、警察官の職務執行において重要な要素です。特に逮捕術や制圧技術は、自衛隊での格闘訓練の延長線上にあるため、警察学校での訓練もスムーズに習得できるでしょう。

 

【自衛隊から転職できる公務員|おすすめの地方公務員3】防災・危機管理担当職員

自衛隊出身者におすすめの地方公務員3つ目は『防災・危機管理担当職員』です。自衛隊の災害派遣活動で得た実践的な知識は、自治体の防災計画立案や災害対応において極めて貴重です。特に東日本大震災や各地の水害対応に携わった経験がある方は、即戦力として高く評価されます。また、自衛隊での指揮命令系統の理解や、限られた資源で任務を遂行する能力は、災害時の効率的な対応に不可欠であるため、高く評価されます。さらに、自衛隊との連絡調整役としても、内部事情を理解している元自衛官は適任といえます。そのため、防災・危機管理担当職員は、自衛隊での経験を最も直接的に活かせる職種の一つと言えるでしょう。「自衛隊から民間企業へ|転職成功のポイントとおすすめ職種ガイド」でも同様のことを伝えています。

 

【自衛隊から転職できる公務員|おすすめの地方公務員4】青少年指導員

自衛隊出身者におすすめの地方公務員4つ目は『青少年指導員』です。自衛隊での経験は、若者の規律教育や体力向上、社会性の育成において大きな強みとなります。特に近年では、若者の体力低下や社会性の欠如が問題視されており、自衛隊で培った指導力が求められています。そのため、青少年指導員は自衛隊での経験を活かせる職種の一つと言えます。なお、青少年指導員の仕事には、非行防止活動や地域パトロールなども含まれます。規律と責任感を持って地域社会に貢献する姿勢は、自衛隊出身者の強みになるでしょう。

 

【自衛隊から転職できる公務員|おすすめの地方公務員5】土木・建築技術職(技術系地方職員)

自衛隊出身者におすすめの地方公務員5つ目は『土木・建築技術職(技術系地方職員)』です。自衛隊での道路建設、橋梁架設、建物の建築・維持管理などの経験は、地方自治体の技術職員として即戦力となります。特に災害時の応急復旧作業や緊急工事の経験は、行政の現場でも高く評価されます。また、自衛隊で培った現場での実践的な技術力と、厳しい環境下での作業経験は、民間とは異なる公共工事の特性を理解する上で大きなアドバンテージになります。したがって、地方自治体の技術職員は、自衛隊での経験を活かせる職種の一つと言えるでしょう。なお、技術職採用には通常、土木や建築の専門知識が求められますが、自衛隊在職中に取得した資格や実務経験が評価されるケースも多くあります。

 

 

自衛隊から転職できる公務員|自衛隊出身者におすすめの国家公務員5選

自衛隊から転職できる公務員|自衛隊出身者におすすめの国家公務員5選

続きましては、自衛隊の強みを発揮できる「おすすめの国家公務員種」をご紹介します。

 

【自衛隊から転職できる公務員|おすすめの国家公務員1】入国警備官

自衛隊出身者におすすめの国家公務員1つ目は『入国警備官』です。入国警備官は、出入国在留管理庁に所属し、不法入国や不法滞在の取締り、退去強制手続き、収容施設の管理などを担当する職種です。国の安全保障に直結する業務であるため、自衛隊で培った国防意識がそのまま活かせます。また、不法滞在者の摘発や強制送還の際には、時に抵抗に遭うこともあるため、自衛隊で培った体力と冷静な対応能力を発揮できます。さらに、逮捕術や護身術の訓練もあるため、自衛隊での格闘訓練経験が直接役立ちます。したがって、入国警備官は自衛隊出身者におすすめの国家公務員職と言えます。なお、近年は国際化の進展に伴い、入国警備官の役割がますます重要になっています。「自衛隊から転職するおすすめな転職先10選とメリット・デメリットを解説」や「自衛隊からの転職は難しい?おすすめの転職先やメリットデメリットを解説」でも同様のことを伝えています。

 

【自衛隊から転職できる公務員|おすすめの国家公務員2】刑務官

自衛隊出身者におすすめの国家公務員2つ目は『刑務官』です。刑務官は、刑務所や拘置所で受刑者の生活指導を担当し、更生と社会復帰を支援する重要な役割を担っています。自衛隊出身者にとって、刑務官は非常に適した職種の一つです。まず、自衛隊で培った規律正しさや強い精神力は、厳格な環境下での勤務において大きな強みとなります。また、刑務所という組織は、明確な階級制度と命令系統のもとで運営されています。そのため、上官の指示に基づいて行動し、チームで任務を遂行することに慣れている自衛官にとって、職場文化に馴染みやすい環境です。さらに、受刑者の更生を通じて社会の安全を守るという使命は、「国の秩序と平和を守る」という自衛隊の理念と根底でつながっています。このように、刑務官は自衛隊で培った経験や価値観を自然に活かせる仕事です。規律、責任感、そして人を導く力を持つ自衛官出身者にとって、社会の安全と再生に貢献できるやりがいのある転職先と言えるでしょう。

 

【自衛隊から転職できる公務員|おすすめの国家公務員3】皇宮護衛官

自衛隊出身者におすすめの国家公務員3つ目は『皇宮護衛官』です。皇宮護衛官は、天皇皇后両陛下をはじめとする皇族方の護衛と、皇居や御所などの警備を担う特別な職種です。皇宮護衛官には、高度な警護技術と礼式に関する深い知識が求められます。そのため、自衛隊で培った規律正しさ、礼儀作法、そして儀仗隊での経験などは直接活かせます。なお、採用試験では体力試験や武道試験があり、自衛隊出身者にとって有利な条件が揃っています。

 

【自衛隊から転職できる公務員|おすすめの国家公務員4】防衛省事務官

自衛隊出身者におすすめの国家公務員4つ目は『防衛省事務官』です。防衛省事務官は、自衛隊の活動を事務面から支える重要な職種です。自衛隊での現場経験は、政策立案において現実的かつ実効性のある提案を行う上で貴重な財産となります。また、自衛隊員の視点を理解していることで、部隊のニーズを的確に把握し、効果的な支援施策を展開できます。したがって、防衛省事務官は自衛隊での経験を持つ方にとって、組織の内情を深く理解している強みを最大限に活かせる理想的な転職先と言えます。

 

【自衛隊から転職できる公務員|おすすめの国家公務員5】海上保安官

自衛隊出身者におすすめの国家公務員5つ目は『海上保安官』です。海上保安官は、海上保安庁に所属し、日本の領海警備、海難救助、海上犯罪の取締りなどを担当する職種です。海上保安官の業務は多岐にわたります。具体的には、不審船の監視や密輸の取締り、遭難船の救助、海洋環境保護など、海の安全と秩序を守る重要な役割を担います。近年は特に、尖閣諸島周辺海域での警備活動が注目されており、領海を守るという使命は自衛隊の任務と直結しています。この国防意識の高さは、海上保安官として不可欠な資質です。なお、海上自衛隊出身者にとっては、海での業務経験を直接活かせる理想的な転職先です。航海技術や船舶運用の知識、荒天下での作業経験などは、海上保安官として即戦力となるでしょう。

 

 

自衛隊から転職できる公務員|転職を成功させるコツ

自衛隊から転職できる公務員|転職を成功させるコツ

ここでは、自衛隊から他の公務員への「転職を成功させるコツ」をご紹介します。なお、転職時の注意点については「自衛隊の転職禁止を解説!円満な転職方法と注意点」や「自衛隊から転職したい人へ。元自衛官が退職後に後悔すること」、もしくは「自衛隊からの転職を成功させるには?経験を活かして働ける転職先もご紹介」や「自衛隊を辞めて民間に転職する決心したときの判断軸」をご覧ください。

 

【自衛隊から転職できる公務員|転職成功のコツ1】在職中に公務員職を探す

自衛隊から他の公務員への転職を成功させるコツ1つ目は『在職中に公務員職を探す』です。公務員への転職を成功させる第一歩は、自分に最も適した職種を見極めることです。そのため、在職中から公務員職を探しておくことが重要です。また、自己分析も欠かせません。自衛隊でどのような業務に携わり、どんなスキルを身につけたのかを整理することで、今後のキャリアビジョンを明確に描くことができるでしょう。なお、多くの公務員試験には年齢上限があり、特に公安職は比較的若い年齢での受験が求められます。したがって、自分の年齢で受験可能な職種をリストアップし、現実的な選択肢を絞り込むことが大切です。詳しくは「国家公務員や地方公務員の仕事内容、難易度も紹介」をご覧ください。

 

【自衛隊から転職できる公務員|転職成功のコツ2】早めに公務員試験の準備をしておく

自衛隊から他の公務員への転職を成功させるコツ2つ目は『早めに公務員試験の準備をしておく』です。公務員試験の準備は、早めに開始することが成功の鍵となります。多くの公務員試験は、筆記試験、論文試験、面接試験で構成されており、それぞれに適切な対策が必要です。したがって、毎日コツコツと学習時間を確保し、最低でも試験の半年から一年前には本格的な準備を始めることをおすすめします。特に教養試験は範囲が広いため、早期からの計画的な学習が重要です。なお、論文試験では、論理的な文章構成力が求められます。時事問題や政策課題について、自分の考えを明確に表現する練習を重ねましょう。「自衛隊から他職種の公務員になりたい人へ」や「退職・転職に迷うあなたへ:公務員だった私の新しい挑戦」、もしくは「公務員から公務員への転職と自衛官」でも同様のことを伝えています。

 

【自衛隊から転職できる公務員|転職成功のコツ3】転職エージェントを利用する

自衛隊から他の公務員への転職を成功させるコツ3つ目は『転職エージェントを利用する』です。転職エージェントとは、求人の紹介から入職に至るまでのあらゆる場面においてサポートをしてくれるサービスです。転職エージェントに登録すると、担当者が求人紹介や選考対策を行うだけでなく、「履歴書の作成」や「面接の練習」なども手伝ってくれます。そのため、転職の成功率が格段にアップします。転職に失敗しないためにも、ぜひ転職エージェントを利用しましょう。「自衛官から転職|注目の職業やおすすめの転職サービス23選をご紹介」や「自衛隊から転職するのは難しい?知っておきたい自衛隊の転職事情とおすすめエージェント3選」、もしくは「自衛隊からおすすめの転職先5選」や「自衛隊から転職しやすい仕事10選!転職するメリット&デメリットとは?」でも同様のことを伝えています。

 

【自衛隊から転職できる公務員|転職成功のコツ4】再就職支援制度を活用する

自衛隊から他の公務員への転職を成功させるコツ4つ目は『再就職支援制度を活用する』です。自衛隊では、再就職に有効な職業訓練などの再就職支援施策を実施しています。再就職支援制度では、履歴書・職務経歴書の作成指導から面接対策、企業とのマッチング支援まで、幅広いサポートを受けることが可能です。そのため、再就職支援制度の活用を強くおすすめします。なお、職務経歴書では、自衛隊での経験を民間企業の目線で分かりやすく表現することが重要です。支援担当者と密に連携を取りながら、支援担当者と密に連携を取りながら、効率的に転職活動を進めてくださいね。なお、再就職支援制度については「防衛省のホームページ」や「退職自衛官に対する再就職支援」をご覧ください。

 

【自衛隊から転職できる公務員|転職成功のコツ5】定番の質問を把握しておく

自衛隊から他の公務員への転職を成功させるコツ5つ目は『定番の質問を把握しておく』です。転職者を対象とした面接では、よく聞かれる質問があります。そのため転職面接では、どんな質問をされるかを想定して、あらかじめ答えを考えておくことが大切です。定番の質問を把握しておくと、余裕を持って面接に臨めますので、事前に準備しておきましょう。「自衛隊から転職するのは難しいの?転職成功のコツを紹介」や「自衛隊から大手企業に転職したい人必見!転職先おすすめ7選」、もしくは「自衛隊から転職しやすい職種は?転職を成功させるポイントを解説」や「自衛隊から転職するメリット・デメリット」でも同様のことを伝えています。

 

 

自衛隊から転職できる公務員|転職を成功させる自信のない方へ

自衛隊から転職できる公務員|転職を成功させる自信のない方へ

転職を成功させる自信のない方には、転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントを利用すると、転職に関するアドバイスだけでなく、「履歴書の作成」や「面接の練習」なども行ってくれます。また転職エージェントには、求人サイトには掲載されていない「非公開求人」が存在するため、競争率が低い「優良企業の求人」を紹介してくれるかもしれません。自衛隊から他の公務員への転職を成功させるためにも、ぜひ転職エージェントを活用しましょう。なお、当サイトは自衛隊を辞めた後の転職に特化した「日本最大級の転職支援サービス」です。希望条件に沿った求人情報を提供するだけでなく、丁寧なカウンセリングを通じてあなたの強みや適性を見極め、ぴったりの求人をご紹介しています。自衛隊から異業種への転職を希望する方は、ぜひ「無料会員登録」からご相談ください。他業界での新たなキャリアに向けて、一緒に歩んでいきましょう。

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